原価意識を徹底させる一番効果のある方法は、全社員に自分の所属している部あるいは課またグループごとの全ての広い意味での原価(仕入原価、製造原価、工事原価、役務原価の他部・課・グループ毎の一般管理費、それに付随する諸経費、仕事のロスもお金として換算し原価としてとらえる)を知らせること、また常に関係者に見えるようにITを利用したりして社内共有情報として整備しておくことです。
原価管理を徹底させて収益の向上をめざすためには、事前管理(目標原価または予算原価設定)や進捗状況(施工途上)での予算原価と実際原価の比較による差異管理がとても重要です。このときの原価比較で大きな差異を発見し問題が起きそうなときは早期に問題点を解消し改善するなど未然に防止したりすることは収益向上に直結します。
どのような業種においても、最初に原価が算出されそれに基づき販売価格、製品価格、受注価格がつくられます。ものを販売する側の見積原価算定資料等、ものをつくる側の目標原価(予算原価)、どちらの仕事にとっても、原価が企業の利益のカギをにぎっています。
したがってITの活用などにより必要なデータが常時閲覧でき見積原価が簡単に算出できるしくみ、原価管理が簡単にできるしくみがあると、業務の効率化が図れミスも軽減できます。
原価算出の方法及び原価管理を徹底させるしくみづくりができていれば、いつのまにか原価意識が全社員に徹底し企業の利益もおのずと向上していくでしょう。

(2006/10/01 速習)