●自分の儲けより相手の得になることを追求しよう
私はIT導入支援としての起業がスタートでしたが、当時、ある人に「君が色々出来ることは分かった。しかし、具体的には何をしてくれるのか?」と言われたことがあります。その時は意味が分かりませんでしたが、技術や知識を沢山持ってはいるけれど、それを見せびらかせて自慢していただけに過ぎなかったことに後から気が付きました。技術や知識はただ持っているだけでは何の価値も無く、それを使ってどのようなメリットを提供できるかを確実に相手に伝えることが出来なければ、仕事の受注も難しいのだと知りました。
●インターネット起業は本当にローリスク!?
わが国におけるインターネットの人口普及率が60%を超え、本格的な情報化社会に突入した現在において、インターネット起業は少コスト・少リスクで、しかも場合によっては会社勤めをしながらでも起業できる週末起業というスタイルを可能にしました。インターネット起業と聞くと、今話題のインフォプレナー(情報起業家)が真っ先に頭に浮かびますが、そればかりではなく、ソフトウェアや写真・イラストの販売、音楽や映像の配信などのデジタルコンテンツ事業などアイデア次第では様々な分野の業種に適合する起業方法です。夢や可能性があり、手軽で魅力的な起業スタイルからか、楽をして簡単に成功できると勘違いしてしまい、直ぐに結果が出なければ嫌になって他のものに目移りして何の脈絡も無く手当たり次第に手を出した挙句、上手く行かなくても「まあ、いいや」的な発想で簡単に諦めてしまったりする人が多いことから、成功事例が少ないのも現実です。
これは、どんなスタイルや業種で起業しても同じことですが、起業の目的を見失ってしまった結果と言えるでしょう。特にインターネット上では様々な情報に振り回された上に、儲け話を商品としている人の優良客になってしまうのがオチです。インターネット起業では、情報の発信側ではありますが、市場調査や戦略を立てる上での情報収集は欠かせません。情報の質を見極める能力も養う必要があると言えます。
●お一人様起業は一人で問題を抱え込まない
自分一人で起業した場合に特に言えるのですが、進んでいる方向が果たして正しいのか判断がつかなくなったり、自己満足に陥ってしまって、判断を誤ってしまったりする場合が多々あります。起業したてであれば、経営の勉強会や研究会を開催している団体に入会するのも一考です。相談や情報交換を重ね、共に切磋琢磨することでモチベーションも上がりますし、なにより、一人で問題を抱え込まないことが成功の秘訣ではないでしょうか?
(2006/01/01 速習)