何事も「段取り8 分」とか「準備すれば成り、準備しなければ成らず」と言われております。5S 活動を計画するために、具体的な計画の進め方について手順例をご紹介します。
情報収集
事例調査として、インターネット、新聞・書籍・雑誌記事、講習会・講演会などを活用します。他社情報として、取引関連会社、金融機関・コンサルタントの情報も役立ちます。また、職場全員で5S の必要性に関する研修会も必要でしょう。そして、職場の実力・レベルを知り問題点を発見する診断をし、5S の効果測定方法をあらかじめ決めておきます。
方針の明確化
5S は、何のために、どのレベルを目標に、いつまで取り組むのか、目的・目標・期間の決定をします。
推進組織つくり
運営は、トップ率先垂範で一般従業員まで全員参加し、各職場のアイデアを尊重します。
最初は、次の@〜Bいずれかのトップダウン方式、軌道に乗ったらCのボトムアップへ重点を移行すると職場経営型5S が推進できるようになります。
@ 職制型(職場の長が中心。通常の業務スタイルで 5S 指令。職場の長がトップに報告)
A 委員会型(職場に5S 委員会を作る。委員長は工 場トップ、推進委員会は職場の長。事務局は工場内をよく知った者)
B プロジェクトチーム型(課題ごと、または業務単 位ごとのチーム。工場トップからの指令)
C QC サークル型(既存の小集団が5S をテーマに 現場の創意工夫を第一)
まずは、工場の職場単位に区割りして活動します。そして、写真を掲示して、改善前後の状況を見える形にします。他職場への水平展開を狙うためです。また、優秀な職場や個人を表彰します。
5S 基準の作成
「5S 取り組み目標管理表」に、何を、いつまで、どのように改善するかを計画し、進捗管理と報告ができるものを使って、評価が5 段階方式で行なえる5S 目標基準を作成します。
教育・訓練と内部コミュニケーション
実施準備ができた段階で、5S の正しい知識と使い方を全員に教育し、全員で5S に取り組んで更なる改善に取り組もうと決意し、ポスター掲示や朝礼・5S会議などで、5S の目的、意味・進め方・効果把握方法を理解していきます。
計画と教育、訓練ができれば、あとは実施、評価・表彰・見直し・標準化を推進して5S を機能的に運用し、維持していくことで有効な継続的改善ができる「職場経営型5S」がドンドン進化し続けていきます。推進段階では、赤札作戦、写真やビデオのVM法、見える化管理、定点撮影、看板作戦などが有効的です。
(2006/06/01 速習)