お客様第一主義を徹底させる
まずパート、アルバイトといえども、一番最初に教えなければならない事は「お客様第一主義」です。
これに関しては、経営理念や社是に謳っている会社は多いのですが、本当に実践できているかは大変疑問です。
例えば会議やミーティングなどでは、「我社は売上がきびしい!皆で力を合わせて売上利益向上に努めよう」と売上利益の話ばかりで、お客様活動の話はあまり出てきません。
しかし会社を営む費用も従業員の給与も、お客様に対して自社の商品やサービスを提供し、満足してもらい、その対価としていただくお金から出ているわけです。お客様が減ってしまったら、会社も従業員も生きていけません。
これはどんな業種にも例外なくいえることで、競争の激しい現代では、従業員がライバル企業以上にお客様に気に入られる業務活動をしない限り、これからの会社の維持発展はありえません。
訓練者の選び方
そして日々の訓練を担当する人の選任も大変重要です。
よく一番仕事の技術や知識を持っている人が、新人の訓練も一番上手だと考えがちですが、仕事ができる人ほど、覚えの悪い新人に対してイライラしてしまい訓練が粗雑になる傾向があります。
むしろ新人訓練を担当する人は、人間関係能力の高い面倒見の良い人を選任すべきです。
当然のことながら誰もが最初は新人です。特に出勤初日は緊張して当たり前です。
そこで訓練者は、リラックスしてもらうためにも、少しでも早く慣れてもらうためにも、仕事仲間とお互いの紹介をしましょう。
ただ名前の紹介だけでなく、お互いの趣味や住まいに関してなど、共通点があれば話題にすると大変効果的です。
その他トイレの場所、食事や休憩のとり方、タイムカードの押し方など基本的な事項は忘れずに教えなければなりません。
訓練担当者は手本を見せてあげる
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」
山本五十六の名言にありますように、まず訓練者が見本を見せることが重要です。
そして、この仕事が会社でどのように貢献しているのか、お客様にどのような理由で喜んでもらえるのか、その仕事の役割や意味を教えると更にやる気につながります。
昔、自転車乗りを覚えたときを思い出してみてください。仕事は口頭で聞いただけではわからないことも多く、何事も体で覚えることが結果的には早道なのです。
このようなやり方で訓練を続けながらも、毎日の反省会は欠かせません。感想を聞いたり何が大変だったかなど、相手の話はよく聞いてあげると同時に、良かった点はほめたり、よく出来なかったときでも励ましましょう。
現在は会社を取り巻く環境はきびしく、パート、アルバイトといえども戦力化していくことが不可欠です。
要望の高い今の顧客は、パート、アルバイトだからといって低いサービスを許してはくれませんし、働く側の価値観や能力も多様化しております。
パート、アルバイト本人の持つ潜在的な能力を見極め、適材適所で各人のやる気と能力を伸ばしていくことで、顧客に支持される会社を目指していただきたいと思います。
(2006/08/01 速習)