『和』にどっぷり浸かっている私にとって、この頃の和ブームは嬉しい限り。日本人があらたまって和が好きっていうのもヘンな感じもしますが。
さて、和の語源は聖徳太子が十七条憲法で制定した「和をもって尊しとなす」のように、周りの人たちと調和して、仲良くすることから来ています。「和する(親しくする)」という動詞もあるくらいです。反対に、自己主張をよしとする現代の風潮は、まったくの欧米スタイル。でも、ストレートな表現と自己主張はまるで違うということを、恥ずかしながら最近になってわかったのです。
きっかけは、筆文字を海外に発信したいという想いから、ネイティブの英会話を学び始めたこと。英語にも曖昧な表現がたくさんあり、YES・NOをストレートに言うだけでは気分を悪くさせるという事実は、海外経験のない私には目からウロコでした。自己主張は、キツイ表現でもディベートでもなかったのです。同時に、言葉が違っても根底には調和の精神があることがわかり、海の向こうの世界が急に身近に感じられました。宇宙人がクラスメートに姿を変えた… それぐらい大きな驚きでした。
今の日本人は…。迎合をやめて急に自己主張してみたら、単なる自分勝手になってしまった…。こんなところでしょうか。私たちが元々得意としてきた調和の精神を取り入れれば、今月の自分勝手は自己主張に変われそうです。世界で和するブームが広がって欲しいものですね。
(2005/04/01 近代中小企業)
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