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2018年1月22日
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「うんっ、うんっ」と頷(うなず)き?、発言の再確認?の口癖は要注意


「こちらのサービスに関してはお客様の利用状況と目的などによって料金が変わりますので、うんっ、うんっ…」
「まことに申し訳ございませ〜ん。なんか配送業者が遅れてるみたいで〜、うんっ、うんっ…」
「では、この仕事にやり方について業務手順を説明しますねぇ、うんっ!…」
などと、相手の質問に対する返事ではなく、自分の発言に対して「うんっ、うんっ」と、自分への納得?自分への相槌?発言に対して同意を得たい?、目的がどこにあるのか不明ですが、このことばというより単なる掛け声のような音を発する人と面前または電話口で時折出くわします。おそらくは「口癖」なんだとは思いますがビジネス会話においてはあきらかに不要なことばです。
そして、このこの口癖を発する人の話し方には、どこか「自分は担当している仕事や商品について相当の知識を持っているような自信ありげな話し方をする」のが特徴だったりします。
そもそも、ビジネス会話で「うん」は返事としてNGなわけですから、自分から言うのもNGであるということです。
このことばを使う人は、心理学の面からみると真面目で努力家といいう反面、気が弱い性格であるようです。しかし、この話し方を不快と思っている人もいることのほか、社会人ことばとしては未熟なな印象を与えます。
もし、身近にこのことばを使っている同僚がいたら、上から目線ではなく、やさしく注意してください。
その他、相手が実はウンザリしている口癖に「要するに〜」「常識的に〜」「ですから〜」「なるほどなるほど」「だから〜じゃない」「〜みたいなぁ」「ですよねっ」などがあります。
もちろん、会話のなかに一回や二回程度織り交ぜてもよいのですが、連発は、慇懃無礼にしか聞こえません、うんっ!

 

「申し上げます or いたします」

「~させていただきます」と双璧といってもよいぐらいにたくさん登場する「~申し上げます」ですが、「~いたします」と、どらちを使ったらよいかと悩むことはありませんか。
結論から言えば、どちらでも間違いではありません。
「申す」は「言う」の謙譲語で、「いたす」は「する」の謙譲語です。と考えれば、話す場面なのか、動く場面なのかで使い分ければよいということになります。
しかし、実祭のところはそうした元の意味は差し置かれ、使い分けがきちんとされていないビジネス文書をよく目にします。だからといって、いきなりそれが間違いということでもなく、「~申します」と「~いたします」を使い分ける必要はないと言えます。
ビジネス文書では「~いたします」を使う方が無難であるとする解説や、ビジネスマンなら「~申し上げます」を使うのが大人な会話術であるとか、賛否両論の説があるようですが、会話は相手がいることです。お互いの年齢や立場によって、感覚的に使えばよいでしょう。
ただし推奨できない、いや、ぜひ見直しをしてもらわねばならないのが、「~申し上げます」または「~いたします」の多用です。
ビジネス文書は大抵はお願いごとを書いているわけですから、どうしても「お願い~」のことばが頻出しがちです。このことばを何度も目にすると、真意を伝える以前に鬱陶しい、または(文章)能力がないやつだと思われるのがオチです。
「~申し上げます」と「~いたします」の混在、またはそれ以外のことばに言い換えて、読みやすい感じのよい文書に仕上げる工夫が必要です。伝える相手のことを考えて会話をする、文書を書く。
これが敬語を使うための「敬意」です。

 

「つまらないものですが…」はどうなのか

取引先やお世話になった人への訪問の際、持参した手土産の謙遜する言い方として「つまらないものですが…」は定番なことばですが、意地の悪い人や、ご機嫌斜めな人から「なんだ、つまらないものを持ってきたのか…」と、冷たくあしらわれたりすることがあります。

「お口に合うかどうかわかりませんが、地元で大人気のお菓子で…」や「辛口の日本酒がお好きと伺ったので…」とかに言い換えた方が無難で、せっかく持参した手土産が無駄にならず、気持ちが伝わるでしょう。

同じようなことばに「つかぬこと」や「ちなみに」があります。
「つかぬこと」は、それまでの話とは関係のないこと。だしぬけのこと、辞書に書かれています。しかし、このことばには、「どうでもよいこと、つまらないことを聞きますが」ととれる内容のことが往々にしてあります。つまり、ビジネスシーンでは、本題とは関係ない話なのですが…と、会話を途切れさせないために使われたりすることがあります。会話のなかでのアクセントとしては悪くはないのですが、やはり会話は相手次第です。使うタイミングや相手によっては、せっかく順調に進んでいた内容をダメにしてしまう場合もあります。

また「ちなみに」も同様に、会話のアクセントとしては有効です。
ただ、「ちなみに~」を連発する少々鬱陶しい人がいます。一回や二回なら許容できても、何度も繰り返されると「うるさい!」と言いたくなってしまうものです。
ち・な・み・に、何かを付け加えて言う場合は「補足ですが…」「付け加えますと…」などと言い換えをして、「ちなみに」を連発させないようにしましょう。

 

「○○社長はおられますか?」は正しいか

取引先への電話で、先方の会社社長を呼び出してもらう際に「○○社長はおられますか?」と言うのはどうなんのでしょうか。

まず、「おる」は「いる」の丁寧語です。
上司の鈴木課長から 「田中君、今日○○会社の加藤さんが14時に来社予定なんだけど、応対できるかな」の質問に、部下の田中さんが「はい、午後は会社におりますので、対応いたします」と答えました。
この場合の「おります」は問題なく、正しい使い方です。

では、田中さんが鈴木課長に対して「課長はおられますか?」と言うは場合はどうでしょうか。

一般的には、「いる」の丁寧語の「おる」は謙譲語であるため、「おる」に「られる」敬語をくっつけて言ったとしても、変な日本語としてか認識されません。「~いらっしやる」のことばを使いましょう。
と、こうした指導をしている本や人がたくさんあります。しかし、それ自体が間違いではありませんが、それは東京中心の標準語の場合です。

関西など、最初から「いる」ではなく「おる」と言う地域では、「おる」は謙譲語ではないので、「おる」に尊敬の「られる」をつけて「おられますか」となります。東北でも「おられますか」と話す人が多いので、関西とおなじようなことなんだと思います。

しかし、それも同地域の人同士で会話では有効ですが、「おられますか」を不快に思う人が、お・ら・れることは認識しておいたほうがよいでしょう。

 

助詞の「と」と「に」の使い分け、できていますか

「本日、辞令を受け課長になった」
「本日、辞令を受け課長となった」
課長という役職に昇進した事実に違いはありません。
「天気は雪になりました」
「天気は雪となりました」
降雪だという状況に違いはありません。

しかし、その状況にいたる過程の違いで、「に」と「と」を使い分ける必要があります。

「本日、辞令を受け課長になった」
は、内示などがあって課長に昇進することは事前に知っていた、というように、そうなるべくしてなった、またはそうなることは自然の流れだったときに使います。
「本日、辞令を受け課長となった」
は、全く人事のことは聞かされていなく、辞令で初めて知ったと、少し驚いた様子もうかがえます。

同様に、
「天気は雪になりました」
は、昨日の予報通り雪が降った。
「天気は雪となりました」
は、昨日は雨と言っていたのに、予報に反して気温が下がり雪に変わってしまった、という状況のときに使います。

また、そうした物事の流れ、状況の使い分けとは別に、「に」と「と」を使い分ける場合もあります。
「木村課長が鈴木社長に話をした」
「山田会長が鈴木社長と話をした」
いずれも話をした事実に違いはありません。
「木村課長が鈴木社長に話をした」
は、課長が目上または役職が上の人に話をしに行った、と場所の移動を考えれば、課長が社長のもとに行った状況です。
「山田会長が鈴木社長と話をした」
は、自分と同等または自分が上の立場の人がとった行動のときに使います。場所の移動を考えれば、社長が会長のもとに行った、または会長と社長が会議室などの場所に集まって話をしたという状況です。

さらに、
「この問題はこれにて一件落着にします」
「この問題はこれにて一件落着とします」

ですが、
前者は、私の判断でそう決めましたと個人の意見が反映されています。しかし後者は、私個人の判断もあるかもしれません上司の意見をみなさんに伝える場面や、一般的な常識に基づいて判断するときなどに使います。

ちょっとした「てにをは」の助詞の使い方で、微妙にニュアンスは変わります。そうした言葉づかいを気にして話したり書いたりしていきましょう。

 

多用される「大丈夫」は本当にダイジョウブ?

部下が上司に対して「今日、企画内容の相談のためでお時間を頂戴したいのですが、大丈夫でしょうか」
小売店で「こちらの商品は手提げ袋に入れなくて大丈夫でしょうか」
などと、最近やたらと「大丈夫」を耳にすることが多くなってきています。
その「大丈夫?」の問いに対して、返事をする方も「はい、大丈夫です」と答えてしまっているわけなので、もうこれまさに「ダイジョウブ」で気にしなくてもよいのでしょうか。

上記の「お時間~大丈夫でしょうか」に対して、「大丈夫」と返事をすれば、それは肯定のYESの意味です。
それとは反対に「商品は~大丈夫でしょうか」の問いに、「大丈夫」と返事をすれば、それは否定ではありませんが、断りの意向を伝えるNOの意味です。

確かに、お互いに意志が通じれば、構わないのかもしれませんが、気心知れた車内の同僚や部下に対して言うのであればまだしも、目上の人や取引先などに使うのは、やはり極力避けた方がよいです。
「お時間~大丈夫でしょうか」は、「~ご都合はいかがでしょうか」と言い換えられます。
「商品は~大丈夫でしょうか」は、「手提げ袋にお入れした方がよろしいでしょうか」または「手提げ袋にお入れいたしましょうか」などと言い換えることができます。

また、返事をする方も、「お時間~」の問いに対して答える「大丈夫」と部下に答えるのことに問題はありません。しかし、「商品~」の問いには、「いいえ、手提げは不要です」や「いいえ結構ですよ、気を使ってくれてありがとう」になどと答える、会話としてスマートです。

ついつい使いやすい「大丈夫」ですが、ビジネス会話では誤解を生まないきちんとした言い回しするとができるビジネスマンとして評価されます。

 

「~になります」のバイト用語はダメなの?

アルバイト接客用語で有名になった「~になります」ですが、若者バイト君だけでなく、最近では年齢とは関係なくこのことばが使われている場面をよくみかけます。そして、この間違ったビジネス敬語を指摘する人(プログなどのページ)や本も、「×」の数だけ「◯」があるようにたくさんあります。

しかし、ことばは時代とともに変化します。

これだけ、「~なります」が普及しているのであれば、いい加減「正しい敬語」として認めてもいいような気がしてきました。

その理由は、ことばは地域によって違い「方言」として存在しています。また、年代や世代でも使うことばは違います。方言や世代言葉では、違う地域のひとや違う世代のひとの会話で困ることがあるため標準語が存在しているわけですが、その地域の地元の人同士や同世代同士だけの会話となれば話は違います。

つまり、「~なります」を使うひとたちは、地域や世代で括ることはできないが、違う何かの共通項を持っているひとたちだという論理です。

この「~なります」を逆手にとったかのようなポスターを先日見かけました。全国か東北だけなのかはわかりませんが、ファストフード店サブウェイの仙台店舗の店頭ポスターに「やがてサブウェイになる野菜たち」とキャッチコピーが書かれてありました。この「~になる」は、変化を伴う表現なので正しい使い方です。間違ったバイト用語である「~になります」とは意味が違いますが、アルバイトを多く使うサブウェイの密かなことばの教育指導なのか、たんに安心食材を使用しているアピールなのかはわかりませんが、なかなか面白い表現です。

しかし、丁寧なことばのつもりで使っている「~なります」ことばを聞けば、やはり「それは違うだろ~」と言いたく、な・り・ま・す。

 

 

 

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